この記事では「CCNP SWITCH(300-115)」に合格した勉強方法について紹介します。
・CCNP SWITCH(300-115)の資格取得を目指している人
・CCNP SWITCH(300-115)の勉強方法が知りたい人
・CCNP SWITCH(300-115)に一回で合格したい人
このような方々へ向けた記事になります。
どうも、自由気ままな猫です。
CCNAの有効期限(取得後3年)が迫ってきたので上位資格であるCCNP SWITCHを受験してきました。
なんとか無事(実際無事ではなかった)に合格できたので、これから受験する人のために少しでも役に立てたら幸いです。
私の失敗談をもとに確実に合格できるであろう勉強法を記載しています。
今までに取得した資格一覧もよかたら見てみてください
目次
CCNP SWITCH(300-115)とは?
CCNP SWITCH(300-115)は「CCNP」の有資格者と認定されるために取得しなければならない3つの試験の内の1つです。
・CCNP SWITCH(300-115J SWITCH)
・CCNP ROUTE(300-101J ROUTE)
・CCNP TSFOOT(300-135J TSFOOT)
上記の試験はスイッチングプロトコル、ルーティングプロトコル、トラブルシュートについての知識を問われる試験になってます。
今回は太字部分のSWITCHについての勉強方法をご紹介しています。
ネットワークエンジニアとかIT系に勤めてない人からしたらなじみがない資格です。
いわゆるベンダー資格ってやつです。
合格
余談ですが、このCCNP SWITCH(300-115)という試験を受けるのに受験料が「36000円(税抜)」かかります。
税込ですと「38880円」です。
CCNPの有資格者になるには3つの試験すべてに合格しなければなりません。
38880×3=116640円
高すぎじゃないですか?
ネットワーク系の機器はCiscoの独壇場にも程がある。
そんな高い試験なので何とか一回で受かりたいはずです!!
落ちたら約4万円の損失ですからね・・・・。
ちなみに私は1回落ちました(笑)
(全然笑えない・・まじで)
1回目の受験の時は1000点満点中700点で落ちました。
(ちなみに790点で合格です)
その後、勉強方法を変えて1ヶ月後に「860点」で受かりました。
私のように約4万円を無駄にしないためにしっかりと勉強していただけたら幸いです。
必要な教材
・Ping-t(1ヶ月 2400円 約540問)
・クラムメディア(1ヶ月 9000円 約190問)
・CCNPイージス(無料)
・シスコHP(無料)
・SWITCH Training (海外サイト)(無料)
上記の有料サイト2つに登録するのには理由があります。
Ping-t
・実際のテストで類似した問題が55~70%ぐらいでる。
・解説が書いてあるので理解が深まる。
・コマ問という実際にコマンドを入力する問題がある。
クラムメディア
・実際のテストで全く同じ問題が5~10門でる。
・シュミレーション問題は90%同じ問題。
・Cisco語対策になる。
CCNP SWITCHに合格するにはPing-tだけでたります。
ですが、確実に合格するためには1門でも多く正解する必要があるので、お金に余裕があればPing-tとクラムメディア両方に登録してください。
CCNPイージス
こちらは教科書のように使います。
とりあえず一回は読んどいたほうがいいです。
そのあとにPing-やクラムメディアでよく分からなかった問題を調べるのに使います。
シスコHP
最低でもHSRP・VRRP・GLBP・SPAN・RSPANの項目は読んでおいた方がいいです。
ホームページの右上にある検索窓で検索すれば調べられます。
海外サイト
このサイトは英語で書かれています。
しかも問題文の記載はなく、解答しか記載されていません。
選択問題は問題を想像することになりますが、解答だけでも割と役に立つので時間に余裕があったら選択問題の解答もみておくといいです。
シナリオ問題とシュミレーション問題はかなり参考になります。
というかほとんどそのままでるといっても過言ではない。
実機と黒本は使わない?
実機と黒本は使いません。
当然ですが、時間とお金に余裕がるならあった方がいいです。
でも、資格取得だけを考えてるなら必要ないと私は思います。
コマンドはPing-tのコマ問で対応できるし、教科書は読むのに時間がかかりすぎるからです。
黒本とか白本とか言われる以下のような本がありますが、いったい何ページあるんだよ!!ってぐらい分厚いです。
本を読むぐらいだったら問題をより多く解いた方がいいです。
また、どうしても実機でコマンドたたいたり、SHOWコマンドで結果を確認したいって人はGNSなどの仮想環境で十分です。
わざわざ実機を買う必要はないです。
確実に受かる為の勉強法方!
ここから勉強方法の説明になります。
◇失敗談
まずは失敗談から(笑)
一回目に試験を受けたときにどうして落ちてしまったのか?
それはクラムメディアに頼りすぎてしまったからです。
(クラムメディアはWeb上でCCNPを勉強するための有料サイトです)
CCNAというCCNPの下位資格を受験したときはクラムメディアだけでほぼ満点の得点をたたきだしました。
だから今回もクラムメディアだけで平気だろうって思っていたら落ちてしまいましたとさ・・。
だからこれから受験する人にはぜひ私を踏み台にして、1回で確実に合格していただきたい!!
◇勉強法方
①CCNPイージスを軽く読むと同時にPing-tを購入して問題を解く。
この段階ではまだクラムメディアは買わなくていいです。
まずは一通り解いてみて全部「銀メダル」にしてみてください。
②Ping-tの選択問題が「銀メダル」になった段階でコマ問にも着手する。
銀メダルを「金メダル」にしていきながらコマ問も進めてください。
③全部「金メダル」になったらクラムメディアを購入して問題を解く。
ここまで来たらいったんPing-tはコマ問だけで、選択問題はクラムメディアで問いていきます。
きっとクラムメディアの問題はほとんど解けるはずです。
④Ping-tとクラムメディア両方で模擬試験を実施しながら、クラムメディアのシュミレーション問題を丸暗記する。
コマンドを丸暗記しちゃいます。
私はテキストにコマンド打ったり、紙のノートに書いて覚えました。
⑤最後の仕上げにシスコHPと海外サイトで知識を補います。
シスコHPでは主に推奨設定とかを確認。
海外サイトではシナリオ問題とシュミレーション問題を確認しておきます。
⑥模擬試験の正答率90%以上、シュミレーション問題100%にしたら試験受けましょう!!
シュミレーションは絶対100%覚えていってください。
配点はわかりませんが、シュミレーション問題の配点が高いのは昔から言われています。
必見!テスト対策!
1度試験に落ちた私だからこそアドバイスできることがあります。
クラムメディアだけで挑むのは危険!!
クラムメディアの問題が90%以上出たって書いてあるサイトもありますが今は違います。
私はクラムメディアの問題を正答率100%の状態で受験しましたが落ちました。
クラムメディアと同じ問題は本当に5~10問あるかないかです。
選択問題対策(40門中34~35問)
こちらは単一の回答問題も複数選択問題も同じぐらい出てきた認識です。
クラムメディアで「5問」は確実に取れるでしょう。
Ping-tと似たような問題が20問ぐらい。あとは応用みたいな感じです。
RSPANのCisco推奨設定やFHRPのより深い理解、BPDUガード・BPDUフィルター・ルートガード・ループガードに関しては設定方法と機能を理解しておくといいです。
もっと詳しくいうとGLBPのAVGとAVFの違い、BPDUガードとかはインターフェイスに設定する時とグローバルで設定するときでコマンドが違うのでそこまで理解するようにしましょう。
Drag&Drop問題(40問中2~4問)
・ VRRPについて
バージョン1-2とバージョン3の違いについて理解を深める必要がある。
・spanning-treeのモードについて
PVST+やMSTなどの機能と規格について答えられるようにしておく。
・Portfast、BPDUについて
spanning-tree同様それぞれの機能について答えられるようにしておく。
シナリオ問題(40問中1問)
昔はHSRPの問題だったようですが現在はVTPについての問題です。
こちらは海外サイトを活用すれば問題ないです。
シュミレーション問題(40問中2問)
クラムメディアと海外サイトの問題で対応できます。
注意点
試験は定期的に変わっています。
特に選択問題には気を付けてください。
少し前までは70~90%の正答率だったクラムメディアが現在は10%あるかないかです。
また、直近でどんな問題が出ていたか確認するにはPing-tの「合格体験記」がおすすめです。みんな優しいので細かく書いてくれている人もいます。
試験を受ける前に必ず確認しておきましょう。
まとめ
・CCNP SWITCH(300-115)の試験は高いから1回で確実に合格したい
・クラムメディアに頼りすぎるのは危険
・しっかり内容を理解することが合格への道である。
試験時間は2時間と長いですが、シュミレーション問題に時間がとられてしまうのでいがいと時間は残らないです。
分からない問題が出てきたときは消去法で回答し、とにかく焦らないようにしましょう。
Ciscoの試験は一度回答してしまったら「戻る」ことができません。
あとで見直すことができないので、選択するところを間違えないように注意してください。
皆さんが1回で合格できることを祈っております。
本日も読んで頂きありがとうございました。