この記事では「日商簿記検定3級」に合格した勉強方法について紹介します。
・日商簿記検定3級の資格取得を目指している人
・日商簿記検定3級の勉強方法が知りたい人
このような方々へ向けた記事になります。
どうも、自由気ままな猫です。
簿記未経験の私が日商簿記検定3級に一発で合格しました。
実際に私がした勉強方法に加え、試験を受けたからこそ分かる効率の良い勉強方法を記載していきます。
こちらの記事がこれから受験される方の役に立てば幸いです。
今までに取得した資格一覧もよかたら見てみてください
日商簿記検定3級とは?
日商簿記検定3級とは商工会議所が行っている検定試験のことです。
簿記とは「日々の経営活動を記録・計算・整理して、経営成績と財政状態を明らかにする技能」のこと。(簿記 簿記とは | 商工会議所の検定試験より引用)
ちなみに簿記には「商業簿記」と「工業簿記」の2種類があるらしいですが3級の範囲は「商業簿記」の基礎部分のみとなります。
基礎部分のみと言っても「中小企業や個人経営の経理に役に立つ」資格となっています。
3級の合格率は毎回振れ幅が大きいようで50%の時もあれば25%の時もあったりしてるようです。
簿記について詳しく知りたい方は商工会議所のHPをみてください。
受験理由と勉強前のスペックは?
ここでは私の受験理由とスペックを紹介します。
受験理由
お金の流れについて知りたかったからっていうのと、経理の仕事もやってみたい!!という安易な理由から受験しました。
簿記は何級から受けてもいいようです。
ですが、なにも知らない状態だったので3級の基礎から受けてみました。
※30代のおっさんが今から簿記の基礎資格とったぐらいで転職できるとは思っていませんが、最低でも2級までは取るつもりです。ないよりはあった方がいいですからね。
勉強前のスペック
日商簿記検定3級の資格を受けようと思うまで全く「簿記」について知りませんでした。
簿記ってなに?当座預金って?貸方・借方?なんじゃそりゃってレベルです。
もともと飲食店で働いていたことがあったから売上、仕入、給料、粗利、利益とか位は把握してましたけど、棚卸後は自動計算なんで自分で計算したことないです。
※棚卸後に金額が合わなくて何回もやり直していたのはいい思い出です。
使用した教材は?
私が日商簿記検定3級の勉強に使用した教材は以下の2つだけです。
コチラはまさに教科書って感じです。
イラスト付きで見やすくて、理解もしやすかったです。
問題集としてはこちらを購入しました。
問題集としては少し問題が少なかったように感じましたが、内容は教科書同様にわかりやすかったのでよかったです。
ちなみに過去問は絶対やった方がいいです。
最低でも過去3年分(試験9回分)は解いておくことをお勧めします。
問題集にも過去2回分ぐらいはついていますが、全然足りないのです。
オススメサイト
教材とは別に無料で使えるサイトを1つ紹介させて頂きます。
私は基本的に教科書とかを持て電車に乗ったりするのが嫌いです。
通勤中に本を開いて勉強するのが嫌ですし、朝は満員電車なので本が開けません。
なので移動中や平日の仕事があるときはスマートフォンで勉強します。
日商簿記検定3級もスマホで学習できるサイトがあるのでぜひ使ってみてください。
勉強方法と勉強期間
ここから勉強方法を紹介します。
勉強方法
①教科書と問題集を平行して進める
教科書で学んだところはその日のうちに問題集で問題を解きましょう。
教科書全部読んでからだと最初の方を忘れてしまうからです。
※上記で紹介した「Study Pro」も併用するとなお良い。
②問題集を最初から解き、理解が薄いところは教科書を読む
一度目は教科書を読みながら問題を解いていきましたが、今度は問題集だけ解いてください。
わからなかったり、理解ができていないところだけ教科書で復習するようにします。
③ひたすら過去問を解く
問題集を2周ほどしたら今度は過去問を解いていきます。
問題集と同様ですが、過去問で間違えたところは教科書で復習して理解を深めます。
④実際の試験と同様の時間で過去問を解く
いよいよラストスパートです。
試験時間と同じ時間で過去問を解きます。
ここで重要なのは時間配分を意識して問題を解いていくことです。
日商簿記検定3級は簿記の「基本」なのでしっかり理解していれば難しくない試験です。
なので地道に問題解くのが早道になります。
あとは慣れない単語が分かるようになればスムーズに問題を解けるようになります。
勉強時間
期間は1ヶ月程で、勉強時間は30~40時間ぐらいだったかと思います。
平日は仕事なので1時間ぐらい勉強しました(移動時間中の勉強も含めます)。
土日祝日は勉強しても2時間ぐらいです。
いったん教科書を全部読んでしまえば理解度も深まるので、問題を解くスピードも上がります。
試験日から逆算して最後の1週間はひたすら過去問を解くようなスケジュールを組むことをお勧めします。
合格とアドバイス
合格
無事に日商簿記検定3級に合格しました。
得点は90点ほどです。
試験受けた夕方位からいろんなサイトで解答を載せはじめます(100%あっているとは限らない)。
なので問題用紙に自分が書いた答えを記入しておくと後で答え合わせができます。
ちなみに合格点は100点中70点なので意外と点数取れてよかったです。
アドバイス
日商簿記検定3級は本当に基礎なので勉強すれば受かります。
ただ、普段聞きなれない「単語」や「計算」に戸惑ってしまうかもしれませんが、そこはあきらめずに最後までやりきってみてください。必ず理解できるはずです。
過去問を進めていくとわかるんですが、「表計算」問題は高得点です。
なので必ずできるようにしてください。
数学と一緒で答え1つしかないんで、合ってるか間違ってるかすぐわかります。
(簡単に言うと右と左で合計が違ったら間違えてます)
ちなみに試験はマークシート方式ではないので理解していないと確実に落ちます。
計算器は数字とボタンが大きいのものがいいです。
小さいと押し間違えてイライラしちゃいます。
余談
試験当日は家を出る前に必ず筆箱の中身を確認してください。
私は試験当日に「消しゴム」と「鉛筆」を忘れました。
前日まで当日使う鉛筆と消しゴムを使って勉強していたので持っていくのをすっかり忘れてしまいました。
さいわいにもシャーペンとシャーペンの芯は入っていたのですが、なんとシャーペンは0.3mmで予備のシャーペンの芯は0.5mmだったのでシャーペンの中に入っているので最後。
消しゴムはシャーペンの頭についていたやつでしのぎました。
はっきり言って試験前にかなり動揺してました(笑)
皆さんはそんなことにならないように気を付けてください。
まとめ
・日商簿記検定3級は未経験・知識なしでも1ヶ月の勉強で合格できる!
・マークシートじゃないからまぐれ合格はない!
・試験前に筆箱の中身はチェックしよう!
試験前に消しゴムがなくてすごく焦りましたが、なんとか合格できて良かったです。
皆さんはこんなことがないようにしっかり確認をしてから試験会場に向かってください。
簿記の試験会場には様々な年代の方がいました。
学生の方から年配の方まで本当に幅広かったです。
さすが一回の試験に受験者が10万人もいる人気資格ですね!
この記事がこれから簿記検定検定3級を受験する人の役に立てたら幸いです。
本日も読んで頂きありがとうございました。